はじめまして、作業療法士の松田です。
ご病気、障がいをお持ちのご家族のケアに追われていると、
ふと気付いたら自分が便秘で苦しくて動けないなんてことに、、、。
訪問でお伺いしているとご家族から、お話の合間にお聞きすることがあります。
今回はそんな悩みを抱えている方々に何かいい方法はないかと考え、
管理栄養士のはるしゅんママに便秘対策のお食事を教えてくださいとお願いしたところ
便秘にはいろんな要因が組み合わさっているとのことで、
いろんな角度から考えた方が良いと便秘対策を考えていただきました。
シリーズでご紹介したいと思います!
はじめまして、はるしゅんママです。
管理栄養士として病院などで勤務していました。
2017年に筋肉動かなくなる難病「ALS」と診断れ、
現在、動く、話す、飲食ができません。
みなさんが疑問に思われていることを、
栄養士、二児の母親、障害を持つ者として、
いろいろお話しできたらと思っています。
よろしくお願いします。
第一回 便秘と排便のタイミング
便秘が続くと、腹痛、肌荒れ、イライラなどがおこる可能性があるんです。
どれも嫌な症状ですね。
ケアをする人がお腹痛いなど体調を崩すと大切な方のケアに支障がでてしまいます。
まず大切なのは便意を感じたときはすぐにトイレに行くこと!
排便は我慢しないことが重要です。
食事に気を付けても排便を我慢すると、便意がなくなってしまう。
それがつづくと、便意を我慢することが普通になり、
習慣的に便秘になってしまいます。
なので、私もこども二人の子育て中も
できる限り便意を感じたらトイレに行ってました。
便意を感じたらすぐにトイレに行くことと思ってください。
もう一つの方法は毎日きまった時間にトイレで便器に座ることです。
毎日トイレに座ると習慣がつき、便意を促すと言われています。
実際に毎日5分だけ座るのを続けて
少しずつ排便できるようになった方がいます。
大切な人のケアに追われていたら、なかなか難しいかもしれませんが、
ご自分のお体も大切に考えてみませんか?
はるしゅんママ、貴重なお話をありがとうございました。
お食事の話から始まると思っていましたが、
まずはトイレに向かう習慣が大切なのですね。
忙しいとついつい自分のことは後回しにしてしまいますが、
1日5分自分のために時間を作ることができないか
考えてみることからはじめてみてもいいかもしれませんね。
便秘のお話の第二回は生活リズム、睡眠だそうです。
便秘とどのような関係があるのか、お話を伺うのが楽しみです!
便秘の定義:いくつかの定義がありますが「慢性便秘症ガイドライン」によると、「本来なら体外に排出すべき糞便を、十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。排便の頻度には個人差があるので毎日排便がないから便秘というわけではありませんし、毎日排便があっても残便感や腹痛があれば便秘と診断されることもあります。不規則な生活習慣が原因で起こる便秘は、生活習慣を見直すと改善することが多いですが、病気が原因で便秘になることもあります。腹痛や出血などが続く場合は病院を受診しましょう。
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