作業療法士の松田です。
ご病気、障がいをお持ちの方のケアに追われていると、
ふと気づいたら自分が便秘で苦しくて動けないなんてことに、、、。
そんな悩みを抱えている方々に何か良い方法はないかと考え、
管理栄養士のはるしゅんママに相談したところシリーズで考えてくださいました。
第4弾はついつい手を抜いてしまう昼食編です。
はるしゅんママです。管理栄養士として病院などで勤務していました。2017年に筋肉が動かなくなる難病「ALS」と診断され、現在、動く、話す、飲食ができません。皆さんが疑問に思われていることを栄養士、二児の母、障がいをもつものとして、いろいろお話しできたらと思っています。よろしくお願いします。
第4回 昼食と野菜
今回は昼食と野菜についてです。
昼食は、一人で、麺類、チャーハン、冷凍パスタなどだけで
済ませる方が多いかなと思います。
私はラーメンとパスタが好きでした。
これらだけでは野菜が足りないので、
私は前日に白菜、キャベツ、人参、もやしなどを切っておいて、
ラーメンに入れたり、野菜をレンジにかけポン酢をがけて食べてました。
切ってある野菜や冷凍野菜を使うこともありました。
でも、どうしても同じ野菜になりがちです。
そこでビタミンや食物繊維を補うために
野菜ジュースや青汁などを追加する方法もあります。
野菜ジュースは、製造過程で壊れる栄養成分があり、
商品によって違うので、パックの表示をみることが大切です。
野菜ジュースや青汁は、栄養素がとれるが咀嚼をしません。
逆に、野菜は咀嚼するが野菜によっては栄養素が少ないことがあります。
なので、野菜と野菜ジュースなどを上手に組み合わせましょう。
更に、サプリメントを摂っている方は、
ビタミンAなど、摂り過ぎると副作用が出ることがあるので注意しましょう。
あと、排便に影響する栄養素には食物繊維があります。
食物繊維は、野菜、芋、海藻、蒟蒻、果物などに含まれています。
食物繊維には2種類あります。
①水溶性食物繊維(水に溶ける)は便を柔らかくし、善玉菌を増やします。
主に果物、大根、白菜、海藻、蒟蒻などに含まれています。
②不溶性食物繊維(水に溶けない)は便の量を増やし、腸の動きを活発にします。
主にごぽう、蓮根、豆類などに含まれてます。
食品によって含まれている食物繊維が違うので、不溶性のものばかり食べ過ぎると、
逆に腸がつまることがあります。いろいろな食品を摂ることが大切です。
また、同じ食品なのに資料によっては逆の繊維に分類されていることがあるのは、
一つの食品に両方の繊維を含むためです。
最近では、1食分の栄養素がとれる完全食品というものがあります。
それを利用するのもいいと思います。
上記のように、現在は色々な組合せができます。試してみましょう。
次回は、最終回です。今までのまとめなどをお話します。
お昼はコンビニで野菜ジュースとサンドイッチが定番の松田です。
野菜ジュースの裏の表示は見たことなかったですが、メーカーによって違うんですね。
明日から、いろんな野菜ジュースを手に取ってみようと思います。
多種類の食品をバランスよく摂ることが大切と前回でもお話がありましたが、
お昼は抜けがちなお野菜をいかに工夫して多種類取れるかがポイントのようですね。
次回は最終回、楽しみにしています!
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