いつも気になっていた蕎麦屋さんがあった。
患者さんのお家の近くなのだが、定期訪問の曜日も時間も開店期間に合わないようで、
いつも横目で眺めてきて早半年、笑。
土日月の4時間しか営業しないなんて、なんだか羨ましいような働き方だなぁ。
医療職にはちょっと難しい。
今日たまたま往診があり、その患者さんの状態も思ったほどではなかった安心感で、
ついにそのお店に立ち寄ることにした。
老夫婦とお手伝いの女性（？と勝手に判断）が出迎えてくれ、案内されたのは畳の半個室。大きな窓からは、里山の風景が一望できる。
春先のわずかに萌えてきた草野原に、奥に竹林、遠くに雪山がちらりとのぞく。
店に入ってみないと奥のこの風景は想像できなかった。
なんとも言えない懐かしさがじんわり湧くような景色だ。
次にいつ来られるかわからないということもあり、ちょっと贅沢な『そば御前』を注文。
小坂レンコンの蓮蒸し、５種の前菜盛り合わせ（冷凍卵、そば豆腐、てまり寿司、そば寿司、そばのガレット＋枝豆のゼリー寄せ）、そば、山菜の天ぷら（フキノトウ、しいたけ、甘草、うるいなど）と盛りだくさんの内容！
春野菜満載の一品一品に舌鼓を打っていると、あっという間に平らげてしまっていた。
満足感が半端ない。
料理に店主のセンスとこだわりを感じる。
次回はカウンター近くの席で、店主と会話しながら味わいたいと思った。
次はいつ来られるかわからないけれども、また来たいなあ。
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